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「ばけばけ」ヘブンと黒人女性マーサの結婚の真相とは?モデル小泉八雲の米国時代を紹介

2025年後期放送のNHK連続テレビ小説「ばけばけ」のヒロイン・松野トキは、「髙石あかり」さんが演じます。ドラマのあらすじは、以下の通りです。

日本の怪談を世界に伝えた作家「小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)」と、その妻「小泉セツ」をモデルにしたオリジナル作品。

舞台は明治時代の松江。没落士族の娘・松野トキ(髙石あかり)は、外国人教師・ヘブン(トミー・バストウ)と出会い、心を通わせていく。

言葉も文化も異なるふたりは、怪談に込められた人々の想いを通じて、互いを支え合いながら、目には見えない“人の情”に寄り添って生きていく。

 

「ばけばけ」第53話からは、ヘブンのアメリカ時代に黒人女性マーサと結婚していたことが明かされました。

このエピソードはヘブンの実在モデル・小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)の史実を元にしています。

※以下から史実に基づきますが、物語のネタバレを含みますのでご了承ください。

 

「ばけばけ第53話」ヘブンが黒人女性マーサとの過去の結婚を明かす

「ばけばけ第53話」ヘブンが黒人女性マーサとの過去の結婚を明かす

県知事の娘・江藤リヨ(北香那)がヘブン(トミー・バストウ)にプロポーズするという話を聞き、なぜか落ち着かない様子のトキ(髙石あかり)

その頃、快気祝いパーティーの場では、リヨがついにヘブンに告白する場面が描かれました。

リヨの想いを知ったヘブンは、その場で返事をする前に、自分の過去について語り始めます。ヘブンが話したのは、かつてアメリカ・オハイオ州で出会った一人の黒人女性との思い出でした。

ヘブンが心に抱えていたのは、黒人のルーツを持つマーサという女性でした。アメリカ・オハイオ州で新聞記者だったヘブンは、肌の色が異なるマーサと愛し合い、結婚に至ります。

しかし当時、オハイオ州では異人種間の結婚が州法により禁じられており、ヘブンは新聞社を解雇されてしまいます。社会の偏見と圧力の中で、二人はやがて別れざるを得なくなった過去がありました。

 

以下、【第53話】の番組表です。黒人女性マーサを演じるのは、「ミーシャ・ブルックス」さんです。

【作】ふじきみつ彦
【出演】髙石あかり,トミー・バストウ,吉沢亮,佐野史郎,円井わん,北香那,ミーシャ・ブルックス,木全晶子,ネイサン・ベリー,チャールズ・グラバー,ドミニク・アーリー,ダニエル・コリンズ
【音楽】牛尾憲輔

出典:NHK番組表

 

「ばけばけ」マーサ役は誰?演じるのはミーシャ・ブルックス|プロフィール紹介


ヘブンのアメリカ時代の黒人妻・マーサを演じているのは、アメリカ・ボストン出身の女優「ミーシャ・ブルックス(Meisha Brooks)」さんです。

ハーバード大学で機械工学を学び、MITでロボット工学を専攻後、俳優・モデルに転身。幼少期を奈良で過ごし、日本語も堪能。2018年『Strangers』で女優デビュー。

全米大ヒットのテレビ番組『Billions』などに出演。日本では2019年公開の映画『スタートアップ・ガールズ』に出演。日米加で活動する多彩な女優。

 

小泉八雲にも黒人女性との結婚歴が?アメリカ時代の史実を解説

小泉八雲にも黒人女性との結婚歴が?アメリカ時代の史実を解説

「ばけばけ」のヘブンのモデルとされる作家・小泉八雲(本名:ラフカディオ・ハーン)も、アメリカ滞在中に黒人女性(白人と黒人の混血女性)と結婚関係にあったとされる記録が残っています。

八雲は1870年代、オハイオ州シンシナティで新聞記者として活動していた時期に、黒人女性のマティ・フォリーと結婚生活を送っていました。

2人の公式な婚姻登録はされていませんが、同棲・結婚関係があったことは複数の研究資料で紹介されています。​

当時のオハイオ州では異人種間の結婚が法的に認められておらず、ハーンは新聞社を解雇されるなどの困難に直面します。その後、ニューオーリンズへ移住し、作家としての道を歩み始めることになります。​

この経験は、小泉八雲の中に「差別」や「他者理解」という視点を強く刻み込んだと研究で指摘されており、後の日本文化への共感や異文化への鋭いまなざしに繋がっていったと考えられています。

「ばけばけ」でトミー・バストウさんが演じるレフカダ・ヘブンの実在モデル「小泉八雲」の生涯や史実については、以下の記事で解説しています。

「ばけばけ」ヘブンのモデル小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)とは?経歴・代表作・史実を解説
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まとめ

朝ドラ「ばけばけ」【第53・54話】では、ヘブンが黒人女性マーサと過去に結婚していたことが明かされました。マーサ役は、アメリカで活躍する女優ミーシャ・ブルックスが演じています。

実在モデルの小泉八雲も、アメリカ時代に黒人女性と共に暮らしていた史実があり、この経験がのちの作風や人生観に影響を与えたと考えられています。

他にも「ばけばけ」のキャスト・スタッフ一覧は、以下でまとめています。

「ばけばけ」キャスト&相関図まとめ、俳優・子役・スタッフ一覧
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大森拓也
放送作家、物書き、フリーライター歴20年以上です。放送作家としての仕事については、以下のブログに記載しています。
朝ドラ【再放送/見逃し】動画を見る方法
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