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グニャ富とは誰?「べらぼう」中山富三郎の史実・写楽の絵、演じる「坂口涼太郎」を解説

グニャ富とは?「べらぼう」歌舞伎役者・中山富三郎は「坂口涼太郎」が演じる

2025年1月5日(日)スタートの第64作となるNHK大河ドラマ「べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜」

「べらぼう」の主人公・蔦屋重三郎を演じるのは「横浜流星」さんです。そして、森下佳子さんが脚本を担当、あらすじは以下の通りです。

“江戸の出版王”と呼ばれた「蔦屋重三郎」の波乱万丈の生涯を描く。人口100万を超えた江戸、貧しい家庭に生まれた蔦重は養子として育ち、貸本屋から書籍編集・出版業へと進出。

田沼意次の時代に「黄表紙」の大ヒットで文化の中心となり、喜多川歌麿や葛飾北斎など、後の巨匠たちを世に送り出す。笑いと涙、謎が交錯する物語を通じ、蔦重の自由と文化への情熱が時代を超えて描かれるエンターテインメントドラマ。

 

「べらぼう」もいよいよ佳境、【第48話】では「グニャ富」というユニークな呼び名の歌舞伎役者「中山富三郎(なかやま とみさぶろう)」が登場します。

女形の歌舞伎役者「中山富三郎」は、個性派俳優・坂口涼太郎さんが演じています。

中山富三郎の史実、「なぜグニャ富と呼ばれたのか?」、そして坂口涼太郎さんのプロフィールなど紹介します。

 

【べらぼう第46話】写楽は「グニャ富・中山富三郎」の役者絵を刊行

【べらぼう第46話】写楽は「グニャ富・中山富三郎」の役者絵を刊行
【第46話】では、蔦重(横浜流星)が「納得できる役者絵」を描けずに悩んでいる中、てい(橋本愛)が「2人にしか描けない絵を見てみたい」と、歌麿(染谷将太)に頭を下げます。

そして、戯作者や絵師が集まる中に歌麿が再結集し、ついに完成させたのが写楽の役者絵シリーズです!

東洲斎写楽の画号で刊行された浮世絵には、実在の役者たちがモデルとして描かれており、その中にいたのが、印象的な歌舞伎役者「グニャ富=中山富三郎」(演:坂口涼太郎)です。

江戸の街でも「個性的な顔の絵だ!」「だけど、妙にリアルで魅力的…」と話題になっていく様子が描かれました。

また、「べらぼう」での写楽誕生の経緯と、史実に登場する浮世絵師・東洲斎写楽の正体や作品については以下の記事で解説しています。

写楽の正体とは?【べらぼう第45話】“しゃらくさい”から誕生した架空絵師とその史実
写楽の正体とは?【べらぼう第45話】“しゃらくさい”から誕生した架空絵師とその史実NHK大河ドラマ「べらぼう」第45話に登場した“写楽”は、蔦重が一橋治済をおびき寄せるために仕組んだ架空の絵師です。他にも史実の東洲斎写楽の正体や史実を紹介します。...

 

中山富三郎(グニャ富)の史実とは?江戸後期の歌舞伎女形の史実

中山富三郎(グニャ富)の史実とは?江戸後期の歌舞伎女形の史実

初代・中山富三郎(1760年-1819年)は、江戸後期を代表する立女方(女形の最高位)の歌舞伎役者の一人です。

  • 本名は非公表、前名は「松兵衛」
  • 俳号は「錦車」、屋号は「近江屋」
  • 父は敵役で有名な市川幾蔵

 

中山富三郎は若い頃から女方としての才能を見出され、大坂や江戸で活躍。安永9年(1780年)に父と共に江戸入りして以降、市村座などで頭角を現し、寛政2年(1790年)にはついに立女方に抜擢されました。

富三郎が得意としたのは、時代劇ではなく市井の庶民を描いた「世話物」。なかでも「傾城(けいせい=遊女)」や「世話女房(生活感のある女性)」の演技が絶品と評判でした。

 

「グニャ富」の意味は?中山富三郎のあだ名の由来を解説

「グニャ富」の意味は?中山富三郎のあだ名の由来を解説

中山富三郎の“グニャ富”という少し不思議なあだ名です。その柔らかな身のこなしと、しなやかな演技から、「グニャグニャとした所作が印象的だった」として名付けられたといわれています。

他にも「容姿がぐにゃっとしていたから」という説もあり、どちらにせよ役者としての個性が強く記憶に残る存在だったことがうかがえます。

 

写楽の浮世絵に描かれた中山富三郎|グニャ富の役者絵を紹介

作:東洲斎写楽の「初代中山富三郎のさざなみ辰五郎女房おひさ」

↑作:東洲斎写楽の「初代中山富三郎のさざなみ辰五郎女房おひさ」
出典:ColBase(https://colbase.nich.go.jp/collection_items/tnm/A-10569-492?locale=ja)

「べらぼう」の劇中にも登場しましたが、写楽が描いた役者絵「近江屋錦車 初代中山富三郎のさざなみ辰五郎女房おひさ」は、今でも高く評価される名作のひとつです。

この絵では、中山富三郎が演じた女性キャラクターが、大胆かつ精緻に表現されています。

作:東洲斎写楽の「初代中山富三郎の宮城野」

↑作:東洲斎写楽の「初代中山富三郎の宮城野」
出典:ColBase(https://colbase.nich.go.jp/collection_items/tnm/A-10569-484?locale=ja)

上記の「初代中山富三郎の宮城野」は写楽独特の誇張された表情が、富三郎の「ぐにゃっとした」雰囲気をよく表現しているかもしれません。

 

「坂口涼太郎」のプロフィール、代表作など

グニャ富こと「中山富三郎」を演じるのは、独特の存在感で注目を集める俳優「坂口涼太郎(さかぐち・りょうたろう)」さんです。プロフィールは以下の通りです。

生年月日1990年8月15日
出身地兵庫県
趣味読書、映画演劇アート鑑賞、旅
特技ピアノ弾き語り、ダンス(ジャズ、バレエ、コンテンポラリー、ヒップホップ)、英語、短歌、アルトサックス、パーカッション

2007年ダンサーとして森山未來主演・演出のダンス公演「戦争わんだー」で初舞台。主な出演作はTVドラマ「クレオパトラな女たち」「重版出来!」、映画「ちはやふる」など。

NHKでは朝ドラ「なつぞら」「エール」「おちょやん」「らんまん」に出演、2023年「らんまん」では槙野家の分家3人組の一人を演じていたのが、記憶に新しいところです。

「らんまん」槙野家(峰屋)分家3人組「豊治/伸治/紀平」を演じる役者
「らんまん」槙野家(峰屋)分家3人組「豊治/伸治/紀平」を演じる役者NHK朝ドラ「らんまん」万太郎の実家「峰屋」の分家3人組、「豊治(とよじ)」「伸治(しんじ)」「紀平(きへい)」を演じている役者を紹介します。...

 

まとめ

「べらぼう」【第46話】に登場した中山富三郎(初代)は江戸後期に活躍した女形の名優で、「グニャ富」のあだ名で呼ばれました。

写楽の役者絵にも描かれ、その独特な姿は現代でも知られており、「べらぼう」では個性派俳優・坂口涼太郎さんが演じ話題となりました。

他にも「べらぼう」のキャスト・登場人物・スタッフ一覧は、以下をチェックしてください。

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大森拓也
放送作家、物書き、フリーライター歴20年以上です。放送作家としての仕事についてはこちらで記載しています⇒https://note.com/hearty_takin9949
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