NHK連続テレビ小説「あんぱん」のヒロイン・朝田のぶは、「今田美桜」さんが演じます。「あんぱん」のあらすじは、以下の通りです。
漫画家「やなせたかし」さんと妻「暢(のぶ)」さんをモデルにしたオリジナル作品。昭和初期、高知で明るく奔放な少女・朝田のぶと、父を亡くした少年・柳井嵩が出会う。
戦後、嵩と再会したのぶは夢を追い東京へ。彼女を追いかけた嵩と共に、六畳一間の貧しい生活を楽しみながら二人は結婚。どんな困難も笑いに変えた彼らの未来には、『アンパンマン』が誕生する希望の物語が続く。
「あんぱん」第51話、嵩(北村匠海)は八木上等兵(妻夫木聡)から「軍人勅諭(ぐんじんちょくゆ)」の暗記を命じられる場面が描かれました。
八木が嵩に覚えさせた理由と、軍人勅諭とは何なのか解説します。
※以下、ネタバレがありますので、ご注意ください※
【第51話あらすじ】嵩は八木から「軍人勅諭」を覚えるよう命じられる

小倉連隊に転属された嵩(北村匠海)は、新兵教育係・馬場(板橋駿谷)らの厳しい指導に打ちのめされ、自分の居場所を見失いかけていました。
そんな中、嵩の世話を任された上等兵・八木信之介(妻夫木聡)は、他の古兵とは違い、手を上げることもなく、冷静かつ節度ある態度を貫いています。

ある日、八木は嵩に理由を明かさずに「軍人勅諭を覚えろ」と命じます。
その後、小倉連隊の中隊長・島仙吉(横田栄司)は嵩が所属する内務班を視察。島が「軍人勅諭」を唱えるように言うと、嵩はすらすらと暗唱します。
このことが評価され、嵩は陸軍幹部候補生試験の受験を推薦されることに。陸軍幹部候補生試験は、将校(士官)への道であり、一般兵士とは異なる昇進ルートを目指す制度でした。
八木が「軍人勅諭」を暗記させたのは、嵩が軍隊の中で生き抜くための助けになれば――そんな思いがあったのかもしれません。
妻夫木聡さんが演じる嵩の恩人「八木信之介」の実在モデルについては、以下の記事で詳細をまとめています。

「軍人勅諭(ぐんじんちょくゆ)」とは?内容を解説

「軍人勅諭(ぐんじんちょくゆ)」とは、1882年(明治15年)に明治天皇が出した、軍人の心得を定めた勅語(天皇からの言葉)です。
当時の軍人にとって、「軍人勅諭」は絶対的な教えとされ、特に陸軍では全文暗誦(暗記)が当然とされていました。
軍人勅諭の5つの柱(要約)は以下の通りです。
- 忠節(ちゅうせつ):天皇に忠誠を尽くす
- 礼儀(れいぎ):上下関係を守り、礼儀を重んじる
- 武勇(ぶゆう):勇気をもって任務にあたる
- 信義(しんぎ):誠実さを大切にする
- 質素(しっそ):質素倹約に努める
まとめ

朝ドラ「あんぱん」第51話、「軍人勅諭」は軍隊の規律というだけでなく、主人公・嵩の軍隊での生活を変える重要なきっかけとなりました。
他にも、「あんぱん」のキャスト・スタッフ一覧は、以下でまとめています。


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