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「べらぼう」居続け(いつづけ)とは?蔦重が喜三二(尾美としのり)に吉原で提案

2025年1月5日(日)スタートの第64作となるNHK大河ドラマ「べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜」

「べらぼう」の主人公・蔦屋重三郎を演じるのは「横浜流星」さんです。そして、森下佳子さんが脚本を担当、あらすじは以下の通りです。

“江戸の出版王”と呼ばれた「蔦屋重三郎」の波乱万丈の生涯を描く。人口100万を超えた江戸、貧しい家庭に生まれた蔦重は養子として育ち、貸本屋から書籍編集・出版業へと進出。

田沼意次の時代に「黄表紙」の大ヒットで文化の中心となり、喜多川歌麿や葛飾北斎など、後の巨匠たちを世に送り出す。笑いと涙、謎が交錯する物語を通じ、蔦重の自由と文化への情熱が時代を超えて描かれるエンターテインメントドラマ。

 

【第18話】蔦屋重三郎(横浜流星)が朋誠堂喜三二(尾美としのり)に対して、新作青本の執筆を依頼する代わりに、ある“ご褒美”を用意します。

それが「吉原の女郎屋に居続けできるよう手配する」という「居続け(いつづけ)」です。「居続け」の意味と背景、そして吉原遊郭における使われ方を紹介します。

 

江戸時代の言葉「居続け(いつづけ)」とは?意味を解説

「居続け(いつづけ)」とは、宿屋や店、遊郭などに長期間滞在することを意味する江戸時代の言葉です。

現代でいえば「連泊」や「長期滞在」に近い言葉で、本来は短期間の滞在が前提の場に、予定以上に滞在し続けることを指します。

また、「居続け」は使われ場面によっては「迷惑な長居客」や「空気を読まない人物」といった皮肉のニュアンスも含まれる場合があります。

宿でも茶屋でも遊郭でも、長居する客は歓迎される場合と迷惑がられる場合の両面がありました。「居続け」という言葉には、

  • “お得意様”として認められた人だけの特権
  • 反対に、図々しい客を揶揄する言葉

という両方のニュアンスが含まれます。

 

「べらぼう」第18話で蔦重が提案した「居続け」ユニークな“執筆依頼”

「べらぼう」【第18話】では、蔦重が喜三二に「新作青本を書いてほしい」と依頼しますが、その対価はなんと吉原での“居続け”。

つまり「女郎屋に泊まり込みで通えるよう手配するから、青本を書いてくれ」というわけです。

これは一見すると冗談のように聞こえますが、当時の文化や吉原との関係を考慮すると、蔦重にとっては非常に現実味のある提案だったといえます。

 

そして蔦重からの特別待遇を受けて執筆を始めた、朋誠堂喜三二(尾美としのり)でしたが、「腎虚(じんきょ)」により体調を崩します。

尾美としのりさん演じる戯作者「朋誠堂喜三二」さんの史実については、以下の記事をチェックしてください。

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また、「腎虚(じんきょ)」の意味については、以下の記事で解説しています。

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まとめ

NHK大河ドラマ「べらぼう」に登場する「居続け(いつづけ)」とは、宿屋や店、遊郭などに長期間滞在することを意味する江戸時代の言葉です。

他にも「べらぼう」のキャスト・登場人物・スタッフ一覧は、以下をチェックしてください。

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