2025年1月5日(日)スタートの第64作となるNHK大河ドラマ「べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜」
「べらぼう」の主人公・蔦屋重三郎を演じるのは「横浜流星」さんです。そして、森下佳子さんが脚本を担当、あらすじは以下の通りです。
江戸の出版王と称された「蔦屋重三郎」の波乱万丈の生涯を描く。人口100万を超えた江戸、貧しい家庭に生まれた蔦重は養子として育ち、貸本屋から書籍編集・出版業へと進出。
田沼意次の時代に「黄表紙本」の大ヒットで文化の中心となり、喜多川歌麿や葛飾北斎ら後の巨匠たちを世に送り出す。笑いと涙、謎が交錯する物語を通じ、蔦重の自由と文化への情熱が時代を超えて描かれるエンターテインメントドラマ。
2025年のNHK大河ドラマ「べらぼう」の主人公である蔦屋重三郎の屋号「蔦屋(つたや)」と、全国展開するレンタルショップ「TSUTAYA」は同じ名前です。
江戸のメディア王・蔦屋重三郎と、現在、書店やレンタルショップなどメディア展開している「TSUTAYA」に関係はあるのか?・・・と疑問に持つ人も多いようです。
蔦屋重三郎とレンタル店「TSUTAYA」の関係や名前の由来を紹介していきます。
大河ドラマ主人公・蔦屋重三郎とレンタル店「TSUTAYA」の関係は?
「蔦屋重三郎」と、「TSUTAYA」には以下の点で直接的な関係性はありません。
蔦屋重三郎とTSUTAYAの創業者「増田宗昭」に血縁関係はない
「TSUTAYA」の創業者は増田宗昭(ますだ・むねあき)さんです。増田宗昭さんは、1983年3月24日に大阪府枚方市で「TSUTAYA」の前身となる「蔦屋書店」を創業しました
特に増田宗昭さんは、蔦屋重三郎の子孫ではなく、血縁関係はありません。
蔦屋重三郎とTSUTAYAは事業の継承でもない
蔦屋重三郎の事業を増田宗昭さんが引き継いだわけでもありません。蔦重が立ち上げた「蔦屋」は四代目(1861年)まで続きましたが、廃業しています。
レンタル店「TSUTAYA」の名前の由来、後付で蔦屋重三郎にあやかる
上記のように「蔦屋重三郎」と、レンタルショップ「TSUTAYA」に直接的な関係はありません。
そして、「TSUTAYA」の名前の由来については、「TSUTAYA」を運営する会社「カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)」の公式サイトに、以下の記述があります。
CCCの創業者である増田宗昭(現・CCC取締役会長)は、祖父が営んでいた家業の屋号が「蔦屋」であったことから、1983年に開業した一号店目の店名を「蔦屋書店 枚方店」と命名しました。その後、江戸時代を代表するプロデューサー蔦屋重三郎のことを知り、TSUTAYAも現代のプロデューサーになれるように、ならいました。
出典:CCC公式サイト
「TSUTAYA」の創業者・増田宗昭さんの祖父が営んでいた事業の屋号が「蔦屋」だったことが、最初の名前の由来です。
その後、江戸のメディア王・蔦屋重三郎の功績を知り、多くの人に映画や音楽、本などを届ける現代のプロデューサーを目指す思いを込めて、後に「TSUTAYA」の名前の由来の一つとしています。
また、「横浜流星」さん演じる江戸のメディア王・蔦重の生涯、史実については以下の記事で詳細をまとめています。
まとめ
NHK大河ドラマ「べらぼう」主人公・蔦屋重三郎の屋号「蔦屋(つたや)」と、全国展開するレンタルショップ「TSUTAYA」の関係について紹介しました。
後付ですが、蔦屋重三郎の功績にあやかり、現代のプロデューサーを目指す思いを込めて「TSUTAYA」の名前の由来の一つとなっています。
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